お金の使い方の優先順位を見直してほしい。 大阪万博、名古屋アジア大会等々、何千億という当初予算の何倍ものお金が湯水のごとく 消費されるのに、日本の未来を担う学生が長蛇の列でトイレの順番待ちをする国とは、いったい何なんだろう。 天然資源の少ない日本は、人材こそ最大の資源だったし今も未来もそうであろう。 教育、研究には第一に予算を配分してほしい。103万円の壁を178万円に動かすという議論がなされていますね。要は,1.7倍。大学の運営交付金も1.7倍にしないと持たないでしょう。トイレ問題だけじゃない。研究機器も老朽化。旧帝大からのお古が 回ってくるならまだよい。GPIB制御計測機器だとPCの性能,-CPUのクロック数-,が上がりすぎて,制御できない問題すらあります。化学だとドラフトチャンバーと排気系が酸,アルカリ,有機に分けられていないという状態。これで安全性を確保しろといわれても無理がある。今まで大丈夫ってノリで押し付けられる。事故起きたらどうするんだというと,理論家さんになれと言われる。 国公立大学という公共財産があるのに文科省天下り先に私学助成を湯水の如く ばらまく。海外だとまずは国公立大学優先。私学は自由にどうぞ,ただし自己責任でおカネとって運営しろが常識。もちろん天下りもない。こういうところにも日本は教育にお金をかけない弊害が出ている。何十年もOECD加盟国中最下位だ。教育こそ国の根幹にかかわることだし、すべての分野の基礎だ。ましてこれからは少人数で社会を回していかなければならない。精鋭が必要だ。お金のかけどころが問題なのだろう。大部分の国は教育は国がするものだけど、日本は教育は家庭がするものでやってきた。所得が下がり続ける中、子供の数を抑えることしか教育費を捻出できずにいる。これは急いで大転換しなければならない。
大学によってもまた学部によっても異なるだろうが、新任の先生の研究室には机、椅子、書棚しかない。会議はペーパーレスだというが、パソコンもない。もちろん、文房具の類も一切ない。転任で他大学で使ったものを持ち込める人もいるし、運がよければ前任者や退職者が残した中古品を使える人もいる。しかし、わずかばかりの研究費ではパソコンも買えない、出張にも行けないから、外部研究費を獲得せよとなる。もっとひどいことに、授業で使うプリント類や教科書でさえわずかばかりの個人研究費から出すことになるため、よい授業もなかなかできない。 研究はもちろんだが、教育にも大きく支障をきたすほど、国立大学の金銭事情は厳しい。「うちの大学ひどいね」という学生たちにも同情される有様だ。

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