20241222 林氏の着物姿

着物姿をSNS投稿するのは 勇気が必要と 以前からよく言われる。その理由としてダメ出しをする「着物警察」の存在が指摘されているが、今回のダメ出しは それ以前の問題だった。林芳正官房長官がXに投稿した夫婦の正装写真から、臨床心理士(りんしょうしんりし)の岡村美奈さんが、石破内閣のイメージ戦略に足りないものを指摘する。

【写真】天皇皇后(てんのうこうごう)両陛下の前で”着崩(きくず)れ着物”。物議(ぶつぎ)(かも)した 林芳正官房長官がXに投稿した夫婦写真。“この着こなしは 失礼にあたるのでは”と物議を醸している写真が、林芳正官房長官のXに公開されている。林氏が投稿しているのは、妻・裕子夫人とのツーショット。12月9日、皇居(こうきょ)にて 行われた皇后陛下(こうごうへいか)の誕生日 祝賀(しゅくが)式典(しきてん)夫婦(ふうふ)参列(さんれつ)した時の写真だ。

 林氏は白のネクタイに黒のモーニング。隣に立つ裕子夫人は可愛らしい花柄が(ほどこ)された明るい薄紫(うすむらさき)訪問着(ほうもんぎ)に、金糸(きんし)の入った白っぽい帯と同じ色合いの帯締めを締め、明るい茶色の髪を後ろに1つにまとめている。皇居での祝賀式典のため、正装の着物で 出かけたのだろう。だがその姿は、どう見ても素敵(すてき)なとは言えず、かなり ぐずぐずに 着崩れているのだ。

 その人が 着ている服装や 着こなしには、その人の心理や意識、性格などが表れると心理学ではいわれている。被服(ひふく)心理学や服装(ふくそう)心理学、ファッション心理学などと呼ばれる分野(ぶんや)では、服装やファッションは意識的にしろ無意識的にしろ、その人となりを(あらわ)すと 考えられている。そして服装は、それを見る 人の心を動かし、印象付(いんしょうづ)ける力も持っている。

 彼女の着物や着崩(きくず)れが 指摘されたポイントはいくつもある。1つは色合(いろあ)い。かわいい薄紫(うすむらさき)の着物は 年齢や場所に合わないだけでなく、顔色とも合っていない。おそらく (わか)(ころ)(あつら)えたのだろう。袖丈(そでたけ)が短く、手首(てくび)が出てしまっていて、彼女の体型(たいけい)や 今の着物のトレンドには合っていない。着付(きつ)けでいえば、帯締(おびじ)めの位置が やや(した)すぎだし、きれいに(ととの)っていない。(しろ)帯揚(おびあ)げは帯から見えすぎで、おはしょりは 斜めになってぐちゃぐちゃ。(わき)には シワが寄っている。着物は基本、(すそ)に向かって(すぼ)まるように 着付けるものだが、彼女の着物は裾に向かって広がっている。

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